花の御寺【長谷寺】奈良県桜井市(西国三十三所第8番札場)

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寺社仏閣
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春は満開の桜、夏は新緑、秋は真っ赤に染また紅葉、冬は白銀世界、奈良県桜井市にある長谷寺(はせでら)は四季を楽しめるお寺です。

「花の御寺みてら」としても有名で4月下旬から5月上旬は150種類以上、7,000株の牡丹が満開になります。

今回はそんな長谷寺について基本情報も触れながら見どころポイントを紹介していきます。

長谷寺の基本情報

住所:奈良県桜井市初瀬731-1
山号:豊山(ぶざん)
宗派:真言宗豊山派
本尊:十一面観音
創建:8世紀前半
公式サイト:https://www.hasedera.or.jp/

札所

西国三十三所 第8番
真言宗十八本山 第16番
神仏霊場巡拝の道 第35番

長谷寺の歴史

長谷寺は8世紀前半(奈良時代)に創建されたと推定されていますが、細かな創建の時期などは不明とされています。寺伝によると天武天皇の飛鳥元年(686年)に三重塔が建立され、神亀4年(727年)に徳道という僧が聖武天皇の勅命により現在の本堂の位置に本尊の十一面観音像を祀ったとされています。

寺伝とは言い伝えのようなもので、創建や歴史についての正式な書物が残っているわけではないため、創建時期は推定で8世紀頃とされています。

現在は真言宗豊山派の総本山ですが、元々は華厳宗の末寺でした。平安時代中期には法相宗の末寺となり、16世紀以降は興教大師によって新義真言宗の流れをくむ寺院となりました。

天正16年(1588年)に豊臣秀吉により根来寺を追われた新義真言宗門徒が入山し、同派の専誉僧正により、現在の真言宗豊山派となりました。

飛鳥元年に建立された三重塔は慶長時代に豊臣秀頼によって再建されたものの、1876年に落雷によって消失しています。現在は礎石のみ残っています。

長谷寺の見どころポイント

本堂(国宝)

長谷寺の本堂は国宝に指定されています。御本尊を安置する正堂、相の間、礼堂の3つからなる巨大な建物です。懸造という建築様式が使われています。懸造とは、崖など高低差が大きい土地に長い柱で床下を固定しその上に建物を立てる建築様式で京都の清水寺や滋賀の石山寺でも知られています。

登廊

仁王門と本堂を結ぶ399段の登廊のぼりろうがあります。「長谷寺験記」によると登廊は長暦3年(1039年)春日大社の社司、中臣信清なかとみののぶきよが我が子の病気が治ったお礼に寄進したとされています。

祈りの回廊

五重塔

長谷寺の五重塔は消失した三重塔の北側に建てられています。建立は昭和29年(1954年)で戦後、日本で初めて建てられた五重塔です。

長谷寺の四季

長谷寺では四季折々の景色を楽しむことができます。

長谷寺の牡丹

まとめ

今回は花の御寺長谷寺について紹介しました。花の御寺という通称通り綺麗な花を見ることができます。それ以外にも国宝の本堂や登廊など魅力がたっぷりのお寺です。ぜひ一度参拝してみてはいかがでしょうか。

アクセス情報

住所:奈良県桜井市初瀬731-1


電車でのアクセス

近鉄大阪線「長谷寺駅」徒歩15分

寺社からのお願い

桜や牡丹のシーズンはかなりの方がお越しになられます。
近隣の方のご迷惑にならないよう路上駐車やゴミのポイ捨て等はくれぐれもないようにお願いいたします。
途中、駐車場がございますのでそちらをご利用下さいますようお願いいたします。
また、山内には国宝等が多数ございます。ゴミや タバコのポイ捨て等はくれぐれも無きよう重ねてお願いいたします。

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