楽しかった休日ももうお終い。朝になったらまた仕事だ。会社員として働いている人であれば誰もが経験した(あるいは今もしている)悩みかと思います。「サザエさん症候群」としても有名な日曜日のこの気持ちですが、憂鬱な月曜日を最高の月曜日に変える方法はあるのでしょうか。
サザエさん症候群とは
日曜日6時半になると始まるサザエさん。愉快で豪快なサザエさんの笑い声が響きます。このサザエさんの笑い声やテーマ曲を聞いて「いよいよ日曜日が終わる」と多くの人が感じます。
お菓子メーカーの「江崎グリコ」が2018年に調査したデータによると、一番憂鬱な曜日は月曜日という調査結果が出ています。調査によると月曜日の憂鬱度が高いのが20代の働く男女です。男性は88%が、女性は90%が憂鬱に感じているようです。
憂鬱に感じる理由として働く男女だけではなく、50代の専業主婦なども「皆働きに出ているのに自分だけ在宅で、取り残された感が一番強いから」と社会から取り残されている感じを受け憂鬱に感じている人もいるようです。
参考:20代~50代の働く男女と専業主婦1200人に聞く「憂鬱な曜日調査」
海外でもあるサザエさん症候群
このサザエさん症候群ですが海外にもあるのでしょうか?
調べてみたら海外の人たちも月曜日はやはり憂鬱なようでやはり似たような言葉がありました。
Sunday scaries(日曜日の恐怖)
Sunday night blues(日曜日の夜の憂鬱な気分)
Blue monday(憂鬱な月曜日)
などいくつか言葉があるようです。やはり月曜日にブルーな気持ちになるのは万国共通のようですね。
サザエさん症候群の症状とは
サザエさん症候群の症状としては、「憂鬱な気分」「不眠」「モチベーション低下」「頭痛」などがあります。
サザエさん症候群って病気なの?
サザエさん症候群は月曜日に憂鬱な気持ちになり、週末へ向かいに連れ症状は回復します。例えば、うつ病などの疾患の場合2週間以上症状が継続されると疾患と認められるため、サザエさん症候群は病気とはなりません。
ただし、あまりにも重度の場合は一度専門医に見てもらうなどの処置が必要な可能性があります。
気持ちの良い月曜日を迎えるためには?
江崎グリコのアンケート回答
先程の江崎グリコの調査を見てみましょう。憂鬱な気分を乗り切るための方法をアンケートに回答しています。
あえて朝早く出社し、仕事を多く片付けることがあります。朝早いと電車も空いてますし、頭の回転も良いので仕事がはかどります(20代)
筋トレしてお風呂へ入り、その後お酒を飲む(30代)
録画した好きなお笑い番組を見て、強制的に思いっきり笑う(40代)
とりあえず、挨拶からいつもより1トーン高い声を無理にでも出して明るくする!(30代)
様々な工夫で乗り越えていますね。では、それ以外にどのような方法があるのでしょうか。
月曜日に楽しみを入れる
月曜日の仕事終わりに映画を予約したり、ショッピングの予定を立てたり、ジムなどの習い事の予定を入れてみるのはいかがでしょう。月曜日の楽しみも増やしていくことにより憂鬱な月曜日を乗り越えていくことができるかもしれません。
サザエさん症候群を乗り越える秘訣は金曜日にあり
日曜日に気持ちを上げたり、月曜日に楽しみを入れたりなど対症療法はたくさんありますが、そもそも月曜日を最高な一日できるように調整できれば最高ですよね。
金曜日になるともう気持ちはどんどんおやすみモードへ。気分が乗らないと「資料作らなくちゃいけないけど週明けでもいいか」と思ったことはないでしょうか。
頑張れば金曜日中にできることを翌週に回してしまうことにより、日曜日に「あの資料作らなきゃ」「お客さんのところに連絡しないと」など具体的なタスクが頭を巡り憂鬱にしていきます。
そうならないためにも金曜日中にやれることは片付けてしまいましょう。サザエさん症候群を乗り切る秘訣は金曜日の過ごし方にあるのです。
まとめ
今回はサザエさん症候群を乗り越えるコツを紹介していきました。海外ではSunday scaries(日曜日の恐怖)やBlue monday(月曜日の憂鬱)など直接的な表現でしたね。
日曜日の恐怖や月曜日の憂鬱を乗り越えるために日曜日はあえて笑ってみたり、月曜日に予定を入れたりするのはいかがでしょうか。また、まずはサザエさん症候群にならないように金曜日にできることは金曜日にやってしましょう。
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